某小売業様
- 対象サービス
- NEXT保守サービス(第三者保守)
全国に多数の店舗を展開する小売業では、店舗ごとに設置されたサーバの老朽化が進み、メーカー保守終了に伴うコスト増加が大きな課題となっていました。一斉リプレイスは現実的ではない中、本事例では第三者保守を活用した段階的な延命戦略により、保守コスト削減と安定運用の両立を実現した取り組みを紹介します。
導入前の課題
【メーカー保守終了に伴うコスト増大と運用負荷】
・店舗サーバの老朽化が進み、メーカー保守終了が迫っていた
・延長保守は高額で、OPEX(運用費)が継続的に増加
・一斉リプレイスは膨大なCAPEX(投資)が必要で現実的ではない
・全国展開ゆえに、均一な保守体制の維持が難しい
・IT予算が圧迫され、新規投資や改善施策に回せない
導入の効果
【第三者保守による延命とコスト最適化を実現】
・保守費の削減によりOPEXを圧縮
・サーバーを更新せず延命し、CAPEXを回避
・全国どこでも同等品質のオンサイト保守を実現
・現場の運用負荷を軽減し、トラブル対応の混乱が減少
・浮いた予算をサービス改善やIT投資に再配分
全国に多くの店舗を持つ小売業では、各拠点に設置されたサーバーが長年稼働し、老朽化が進行していました。メーカー保守の終了や延長費用の高騰により、サーバーの保守コストは増加し続けており、IT予算を圧迫する要因となっていました。一方で、すべてのサーバーを一括でリプレイスするには莫大な投資と現場への影響が伴うため、現実的な選択肢とは言えない状況でした。そのため、既存サーバーを活かしながら延命しつつ、コストを抑える手段が求められていました。
この課題に対し、サーバー保守の在り方を見直し、第三者保守への段階的な移行を採用しました。メーカー保守の終了タイミングに合わせて対象サーバーを順次切り替え、1か月単位で移行することで、契約の重複や漏れを防ぎながらコストの平準化を実現しています。また、全国対応可能な保守体制を活用することで、サーバーごとの対応品質にバラつきのないオンサイト保守を確保しました。
移行にあたっては、単なるサーバー保守の切替ではなく、運用面の整備にも注力しています。既存のサーバー運用フローを尊重しながら、各部門と密に連携して擦り合わせを行い、運用設計まで含めた形で第三者保守への移行を実現しました。エスカレーション手順や役割分担を明確化することで、現場の混乱を防ぎつつ、サーバー運用の安定化を図っています。
さらに、全国約60箇所のパーツ拠点と約80箇所のエンジニア体制を活用し、全国どこでも同等品質でサーバーのオンサイト対応が可能な体制を構築しました。これにより、拠点ごとの対応差をなくし、現場の安心感につながっています。
導入後は、サーバー保守費の削減によるコスト効果が明確に現れ、OPEXの圧縮を実現しました。既存サーバーを更新せず延命できたことで、CAPEXの発生も抑制されています。また、サーバートラブル時の対応フローが整理されたことで現場の負担が軽減され、IT部門はより戦略的な業務に集中できるようになりました。
今後は、サーバーに限らずネットワーク機器やストレージなどにも第三者保守の適用範囲を広げ、さらなるコスト最適化を図る予定です。最終的には、サーバーを含むIT資産全体を対象に、新品・中古・延命を組み合わせた運用を行い、TCO全体の最適化と持続的なインフラ運用の実現を目指します。