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第三者保守

ライセンス製品は要注意!~第三者保守におけるライセンスリホストの取扱いは?~

目次

ハードウェアが故障してしまった場合、「リホスト」という作業が必要になることをご存知ですか?

ここでは、ライセンスの解説と具体的なリホスト作業について説明します。

ライセンスとは?

そもそもライセンスとは何なのでしょうか?

ライセンスとは、「機器にある特定の機能を使用するために著作権者であるメーカーがユーザーに対して、利用を許可すること」を指します。

ライセンスの利用には、メーカーとユーザー間で結ばれた利用規約などが定められています。

特定機能の一例として、暗号が関係するセキュリティ系の機能・特殊な用途で用いられるルーティング機能を利用する際にライセンスを必要とします。

例えば・・・

■CiscoSystems社ルータ「Cisco892J」の場合

 ● SSL̲VPN

 ● WAAS̲Express

これらの機能を利用する場合にはライセンスが必要です。

ライセンス適用の有無を確認する方法は、メーカーや製品・ソフトウェアバージョンによって異なりますので詳細はメーカー提供のマニュアルをご確認ください。

ライセンスの分類(CiscoSystems社の場合)

ライセンスの分類はいろいろありますが、機器に適用する仕組みで大別すると以下のように分類することができます。

①クラウドシステムによってオンラインで管理・認証するもの (スマートライセンス)

②機器固有のキーを用いてオフラインで認証するもの(PAKライセンス)

③認証は必要とせず機器側で機能を有効化させるもの

リホストとは?

リホストとは、「故障したハードウェア機器のライセンスを代替機に移す作業」のことです。

しかしすべてのライセンスがリホストを必要とするわけではなく、ライセンスの種類や機器によって変わってきます。

リホストが必要なライセンスや機器の場合は、リホスト作業を行わないと代替機でライセンス機能を使用することができないので注意が必要です。

また、メーカー保守ではサービス内容にリホスト作業も含まれますが、第三者保守では「ユーザーがリホスト作業を行う場合がある」ということも考慮する必要があります。

では、リホスト作業を詳しくみていきましょう。

リホストの具体的な作業は?

一般的にリホストの作業が発生する場合、以下の2ステップが必要です。

①ライセンスの再発行

②代替機にライセンスを適用

ライセンスの再発行はメーカーに依頼します。

その際ライセンスの移動元と移動先を特定させるため、シリアルナンバーなど機器固有の情報が必要です。

※認証が不要なライセンスの場合は、 ②代替機にライセンスを適用 のみを実施します。

正常に代替機へライセンスが適用された後、故障機と代替機を交換します。

まとめ

■ リホストとは、故障機器のライセンスを代替機に移す作業のこと

■ リホストの作業は、①ライセンスの再発行 ②代替機への適用 を行うこと

■ 第三者保守の場合「ユーザーがリホスト作業を行う場合がある」ことを考慮する必要があること

最後に

第三者保守におけるライセンスリホストについての理解は深まりましたでしょうか?

ネットワンネクストでは、メーカー保守と第三者保守のそれぞれのメリットを考慮した最適な方法をお客様にご提案させていただきます。

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